2017-09

風と木の歌―童話集 (偕成社文庫) - 2010.09.15 Wed

風と木の歌―童話集 (偕成社文庫)風と木の歌―童話集 (偕成社文庫)
(2006/07)
安房 直子

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切なく美しい童話集。八編。

「赤い蝋燭と人魚」が好きな方は好きなんじゃないかしら?ということで。

この方の
コンタロウのひみつのでんわ (fukkan.com)コンタロウのひみつのでんわ (fukkan.com)
(2007/11)
安房 直子

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一番好きな本。

この作品が大好きなので宣伝(笑)。

以下、感想。





―きつねの窓―
教科書でおなじみの作品。とありますが、記憶に無い・・・・・。
話はどこかで聞いていて、昔テレビでもやっていたなあ。と思うのですが。

「ねえ、お客さま、ゆびをそめるのは、とてもすてきなことなんですよ。」

宮沢賢治の注文の多い料理店を思い浮かべるのは私だけでしょうか?

―さんしょっ子―
幼い山椒の木の精の切ない恋心を描いたお話。

(すずなの声でよぶのはだって?あたいは、自分の声でよんだのに。すずなのまねなんかしていないのに。)

お互い切ない。

―空色のゆりいす―
盲目の少女と風の少年の成長する気持ちを描いたお話。

「あなたなのね、やっぱりあなたなのね。あたしに、空色をくださった人ね!」

めでたしめでたしでほっとしました。

―もぐらのほったふかい井戸―
お金があることが幸せではないというお話。

とうとう井戸ができあがったとき、モグ吉はもう、子供のもぐらではありませんでした。大きなりっぱなもぐらになっていました。まえよりももっとりこうで、しんぼうづよくて、そのうえ、かなしいことには、たいへんよくばりなおとなのもぐらになっていました。

大人の方が実感するお話ではないかしら。と。

―鳥―
ひみつを知ってしまった少女のお話。

「あたしはね、けっしてきいてはいけないひみつを、たったいまきいてしまったんです。だからそれを、おおいそぎでとりだしてほしいんです。」

なんてわくわくするセリフ!!

―あまつぶさんとやさしい女の子―
雨の精の母子のお話。

そこで、あまつぶぼうやは、そのおさとうを、ひとりですっかりなめたのでした。それから、あまつぶぼうやは、ねころがって、いつまでもおさとうのあと味をたのしみました。

だますことの罪深さ。

―夕日の国―
子供の憧れたお話。

「とってもいいわ。うしろのオレンジ色が、まるで、夕日の国みたいじゃないの。」

種明かしが切ない。

―だれも知らない時間―
もし、自分だけ時間が余分に使えたら?というお話。

「おもしろいことは、なんにもないのに、時間ばかりどっさりあって。」

誰の目線に立つかによって、幸せの形が変わるのかしら?と。

素敵な作品8編でした。
曖昧な気持ちのままで気持ち悪いと感じる人には向かないのかなあ。とは思います。

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