2017-08

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雨が上がると 26 - 2011.12.26 Mon

雨が上がると虹がかかる。

ということで、何を血迷ったのか(笑)。
降ってきたので書いてみました。

いちゃラブも原作「身代わり伯爵」の雰囲気も無い自己満足です。
雪遊びをテーマにオールセン家ということで。

出版社、原作者とは一切関係ありません。
何を読んでも大丈夫な方だけどうぞ。

以下、二次というもので。






『雪遊び』

「昨日は楽しかったわねー!!!」
頬を紅潮させて少し興奮気味に話すミレーユに、楽しそうに返事をする。
「そうだねー。お父上も張り切っちゃって、今朝は寝台から起き上がれないみたいだよ?」
「ええっ!?パパは大丈夫なの?」
「うん。ママが一応付いているからいいんじゃない?目が覚めて嬉しすぎてまた気絶しているみたいだけど。」
容易に想像できるその様子に、思わず苦笑する。

昨晩のパーティでも、美しく着飾ったジュリアにまとわりついては鬱陶しがられていたが、それが二人にとっては仲の良さを示すものだと最近では実感できるようになってきた。
いろいろな恋人同士の形を間近にしてきたからだろうか?

「それにしても、ミレーユは相変わらず早起きだね。こんな朝早くから後片付けするなんて思わなかったよ。」
あくびをしながらも手伝ってくれるフレッドは、昨晩は寝ていないらしい。
「だって・・・・・。今朝は絶対積もっているのがわかったもの!夜なのに明るいのよ!雪が溶けないうちにしっかり遊ばなくちゃ!」
窓から見える白銀の世界に、手を動かしつつもにっこりと微笑みかけている。

「元気だねえ。」
少し呆れた風ではあるが、元気なミレーユの様子に、フレッドは嬉しそうに笑っている。
「もう。フレッドも一緒に遊ぶのよ?って一睡もしてないならちょっと無理かしら。」
「うん。素敵なお誘いだけど。ちょっと眠らないと雪に埋もれて帰ってこれなくなるかな?真っ白な雪原に横たわる美少年もそりゃあ、絵になるだろうけどねぇ。」
うっとりと夢見る笑顔で想像の翼をはためかせているらしい。
呆れるばかりではあるが、そのまま帰らぬ人になってしまっては困るので、無理に誘うのはやめておく。

「さてと、これで片付けも一段落したし。それじゃあ、庭で遊んでくるわね。」
そう宣言すると、颯爽と扉を開けて、ミレーユは駆け出して行った。
「さてと。ぼくはお肌のためにも一眠り。」
一つあくびをすると、フレッドは自室へと続く階段をゆっくりとのぼって行った。

***

「ミレーユ!なんて素敵にパパを作ってくれるんだいっっっ!!!」
興奮のあまり、ミレーユに抱き付いて押し倒しそうなほどの勢いのエドゥアルトを、ジュリアがパシリと平手打ちする。
「しゃんとしなさいよ。・・・しかし、相変わらず上手いわねえ。」
庭に並んだ数々の雪像に、ジュリアは感心したように見入っている。

ジュリアの平手打ちにうっとりと頬を染めて、抱きしめる腕が緩んだ父から、ようやく開放されたミレーユは安堵のため息を漏らした。
「はあ。苦しかった。こっちがママで、こっちがおじいちゃん。」
「ありがとう。ミレーユ。」
隣で穏やかに微笑む祖父の姿にミレーユも嬉しくなる。
「で、こっちは何?」

ジュリアの指差す先には、雪原に横たわり、うっとりと微笑んだ顔をして、眠る少年の像があった。
「え。フレッドよ。似てなかった?」
「え、そっくりだけど。そうじゃなくて、なんでこんな恰好しているの?」
「ああ。朝に会った時に、一緒に雪遊びしようって言ったら、一睡もしていないから遊べないって断られたから。」
「で、悔し紛れに作ったんだ。相変わらずあんたたちも仲が良いわねぇ。」
少年像の周りには薔薇の花が幾重にも飾られており手の込んだ装飾に作り手の愛情が現れている。

「さすが、ぼくの妹。雪像になっても変わらないぼくの美しさを表現できるなんて、この世できみくらいしかいないよ!」
いつの間に現れたのか、フレッドが後ろからぎゅっとミレーユに抱きついて、自分への賛辞をつぶやいている。
「ちょっ。いつの間に。」
夢中になって雪像を作っていたら、フレッドの一眠りは明けていたらしい。
「さて、冷たくなったミレーユの身体が温まるように、美味しいご飯を用意してくれているようだから、部屋に戻ろうか?」
「そうね。まだまだ雪も降るようだし。」
ジュリアが灰色の空を見上げる。
「そうだね。屋敷の者たちも、ゆっくりとミレーユの作った自分たちの姿を見たいだろうしね。」
エドゥアルトの視線の先に、ちらちらとこちらの雪像群を気にしている集団が見える。

「うわっ。ずいぶんと冷たいよ。」
ミレーユの手を取って歩き始めたフレッドがびっくりしたように声をあげる。
「そうかしら?夢中で気がつかなかったわ。でも、お腹空いたー。お料理が楽しみね。」
うきうきとしながら昼食の待つテーブルへと向かったミレーユであった。

~終わり~

某続きはまだなのですが。クリスマス過ぎてしまったので祭りの後ということで。
オールセン家しかいないけど・・・・・。
しかも、ありえない、ベルンハルトのお屋敷?で家族で過ごしたら設定。

雪が降って諸々予定が狂った今日。
スケートネタで何か書けると良かったのですが、みがはく世界にスケートはあるのだろうか?
ということで、こっそりK様に捧げます。
返品可。

それでは、いろいろと失礼いたしました。
最後までのお付き合いありがとうございました。



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