2017-11

ニコチアナ (角川文庫) - 2012.06.12 Tue

ニコチアナ (角川文庫)ニコチアナ (角川文庫)
(2008/08/25)
川端 裕人

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煙の出ない煙草─無煙シガレットをめぐって、環太平洋を舞台に時間と場所を横断する物語。

身代わりつながり読書シリーズ。
以下感想。


穂さまおすすめの川端裕人さん。

面白かったー!!!
という読後の第一声にしては読み終わるまで時間かかってるんですけどね…。
そして、登場人物云々というより、こういう物語を書ける作家さんはとても素敵!とときめいておりました(笑)。
たばこ…どちらかというと嫌煙派なので、無煙シガレットというと、ほほぅー。と思って読んでおりました。

日本の一企業がたばこ産業に乗り出すにあたって、アメリカの大手たばこ企業と手を組もうとするところから始まるのですが、なぜか、その企業に所属する不思議な青年カルロスと、ビジネスで訪米したはずのヒロイン・メイが彼の祖父(どうやら日本人らしい)を探す旅に出かけることになります。

喫煙がいいか悪いかという白黒は終始一貫してはっきりさせないのですが、そこがまた私はとても好きでした!
常に対立するような二つの事象を並べているのですが、どちらの言い分を選ぶのも自由だ。というスタンス。
始まりは終わりで終わりは始まり。
科学と魔法は表裏一体。

読者を煙に巻くようなお話だと思うのですが、川端作品に流れる「自分で選択する」という部分は揺らがないのだなあ。と思って読んでおりました。たとえそれが何者かの意志がどこかではたらいていても…。

単行本で出された後、あまり売れなかったらしいのですが(解説より)、大幅加筆されて文庫化した作品だそうです。
専門用語なんかはすっかり頭に入ってこなかったりするのですが、クライマックスでは思わず涙がこぼれそうになる作品でした。
…多分泣く場面ではないと思うのですが、川端作品はなぜか泣かされている気がします。
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